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小麦アレルギーだけど夫婦で世界一周旅中。PC閲覧推奨。

【インド】世界最大の洗い場、ドービーガート

5月の日本て気持ちいいですね。
窓を開け放して(花粉症でズビズビしつつ)、風が部屋を通るのを楽しんでいます。
外手自粛期間と自主隔離期間が終わるのが5月末。
その後はあっという間に梅雨が過ぎて夏になるんでしょうか。


ムンバイ観光続き。
世界最大の洗い場としてギネスにも登録されているドービーガートを見に行きました。

Dhobi Ghat

ドービーとは「洗濯人」のこと。
ヒンドゥー教の身分制度であるカーストに組み込まれない、不可触民の職業のひとつです。
そしてガートはインドにある水場の総称ですね。
多くが階段状であり、沐浴や火葬、洗濯に使われています。


上の写真で見えるように、ムンバイの大都会の片隅にデデンとある巨大な洗濯場です。
このギャップ感はなかなか衝撃的でしたがどうでしょうか。

区画ごとに分けられた洗濯場と大量の洗濯物が目を引きます。





入り口以外は壁に囲まれたエリアですが、観光客も簡単に入ることができます。
英語のできる人が声をかけてきて、100ルピー(170円位)でガイドを請け負っています。



中はこんな感じ。
午後に行ったので作業中の人はあまり見かけませんでした。

洗い場には洗い物を打ち付ける石が設置されています


大量のズボンを洗濯中


台や洗濯物の上でお昼寝中の人も


アイロンの担当の人
シャツ1枚XXルピーといった出来高制だそう




色や素材ごとに洗濯をしている様子




ドービーガートは160年前のイギリス統治時代にイギリスによって作られました。
敷内には900もの洗濯場があるそうです。
洗濯場はドービーひとりに1つずつ割り当てられています。
彼らはこのガートの中で生活しているので、ミニマム900世帯が住んでいることになります。

彼らの顧客は個人だけでなく、大手衣料メーカーや病院も対象だそうです。
洗濯・乾燥・アイロンがけをして顧客に返却されます。
だから同じ色や素材、商品でまとめて洗濯しているのが見られたのか。
滞在しているドミトリーのシーツとかもここで洗われてるかもしれないね。


中を見学して驚いたのがこの巨大な洗濯機と乾燥機!!
5年ほど前に導入されたそう。(訪問は2019年7月)
自前で購入するか、使用量を払うことで使用できるそうです。




この洗濯機・乾燥機の導入により洗濯場の利用率はかなり減ったそうです。
使用料の払えない洗濯夫のみが洗濯場を現在も使っているそう。


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ちょっとそれますが、カースト制度について。
ざっくりと説明するとヒンドゥー教の身分制度です。
バラモンと呼ばれる、司祭などの神聖な職業に就く人がいる一方で
ドービーを含む不可触民(アウト・カースト)がカースト制度によって区別されていました。

自身のカーストにより就ける職業は限定的になり、
結婚も異なるカースト同士ではできない、と言ったようなことも起こりました。
カーストによっては入れない場所や施設もありました。

1950年にカーストによる差別は禁止されています。
ただ、現実的としてその余波は現在にも引き継がれています。

旅の中でインド人とたくさん話す機会がありましたが、
名刺にミドルネームのような形で自身のカーストについて言及があったり、
結婚に際して「妻のカーストはXXだったから、~~」という話があったりと
まだまだヒンドゥー教ないしインドの中では人々に残っている感覚であるように感じました。
=================================================


話戻ります。
つまり、ドービーという職業はカーストによって受け継がれていました。
顧客も祖父から父、子へと受け継いでいたことになります。

カースト制度による差別が禁止された今でも、
それまでの生活を大きく変えて先祖代々と違う職業に就く(就ける)人はどれくらいなんでしょう。
一部は先祖代々からの顧客を相手に、ずっと見て育った父母の仕事を継承したんだろうな。

ちなみに、洗濯機・乾燥機の導入により、
最大1万人いたと言われる人口もいまや2000人ほどに減ったそうですよ。


さて見学さらに進めます。
↑に書いた通り、敷地内には洗濯人とその家族が住んでいます。
あまり写真に撮っていいもんかわからなかったので写真はありませんが。。
洗濯場や洗濯機の横や裏に小さな部屋がところ狭しと並んでいます。
中は3畳とか4畳くらいの小さな部屋です。
家族で住むとなるとなかなか狭そう。

人が住んでいるので、洗濯以外の生活に関する空間もしっかり設けられています。
ここは炊事場。

写真の男性がガイドです
英語はどこで覚えたのか……彼は選んでここに住んでいるのか住まざるをえないのかは聞けませんでした


お昼ごはんかな?


内部の観光はこんな感じ。
ガイドのお兄さんはチップ請求とかもなく、ただただ案内してくれただけでした。
内部も別に怪しい雰囲気はありません。
まぁ生活空間に思いっきり入っていくので個人的にはちょっと気を使うかなという感じ。

まぁ大都市ムンバイにあって周りには高層マンションが立ち並び、
ムンバイ出身の知人(ビシャーカパトナムで話しかけてきた)も入った事がない言うので、
確かにインドのカースト制度が垣間見える場所ではあると思いました。
ムンバイは大きなスラムもあるしね。影っぽい部分と言えば確かにそうか。

ただ、当の洗濯人とその家族がどう感じているのかわからないし、
近年はムンバイの密集住宅事情もありスラムやガートから一般企業に通勤する人もいるそう。
なので旅ブログでたまに見かける「カーストの闇を見た!」みたいな表現はできません。
インド各地でドービーや洗い石を見かけていたので、
それがここまで密集して集まっている様は圧巻ですごいなぁと言うのが単純な感想です。
特に危険な感じでもないので、ムンバイに来たらどうぞ行ってみてください。


よし!次やっとエレファンタ島!
振り返るとインドはやっぱり広かった。全然終わらない\(^o^)/

  1. 2020/05/17(日) 11:41:22|
  2. インド
  3. | コメント:0
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Author:nanako
旅と登山が好き。
小麦・大麦・ライ麦・オーツ麦、蕎麦のアレルギー持ち。
2019/01/17より世界一周旅スタート!
備忘録用のブログですが、各国の食事やグルテンフリー情報をお伝えできたら。。

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