ヤンゴン到着翌日。
ニャウンウーで崩した体調も回復して、この日はヤンゴン街歩き。
ヤンゴンは古い建物がそのままつかわれているのか、
人もバスも車も多いのでゴチャゴチャした印象です。


まずはスレー・パゴダ。
ゲストハウスからは歩いて10分程度。
途中の歩道橋の上から。

スレー・パゴダは交差点の中央にでん!とあります。
車の回転場所であり、周りにはバス停も多く、ヤンゴンの交通の要所になっています。
歩道橋の上で日本語で声をかけてきたお兄さんによると、
スレー・パゴダはロンジー(ミャンマー伝統衣装の巻きスカート)じゃないと入れないとか。
今までそんなパゴダなかったぞ?ロンジー買わせたいのかな??
とも思いましたが無理だったら無理でいいや、っということでお礼だけ伝えてバイバイ。
スレー・パゴダ到着。
入り口にはたしかに細身のパンツだとまずそうな表記。。

大丈夫かな?と思いつつ進むと全然問題なかったです。
外国人はひとり4000チャットを受付でお支払い。
靴も預けます。返却時に1000チャット取られました。しょんぼり。
スレー・パゴダは修復中でなかった。ほっ。

ここでまた日本語がちょっと話せる男性が話しかけてきました。
学生で勉強中だって。兄弟の1人が日本に住んでるって。
最近お父さんが亡くなったので今日はお参りにきたんだって。
今日は大学が休みだから良ければ一緒にお参りしていいかい?
別にお金はとらないよ!気にしないで!というので
めっちゃ怪しいやんけ。。と思いながらもずっとついてくるし断りづらくてウダウダとokしてしまった。。
ヤンゴン川を超えたところもたくさんパゴダがあるよ!
スネークパゴダっていう綺麗なところがあるから連れてってあげるよ!
パゴダは無料だから気にしないで!フェリーに乗るからそれだけお金かかるけどね!
あっミャンマーでは親族が亡くなったら写真に映っちゃだめなんだ!一緒に写れなくてごめんね!
いま書いてて胡散臭さしかないなんで奴らは私にばっかり話しかけてくるんだ。
旦那ずっと写真撮ってるからか。
私が中途半端に英語に反応してしまうからか。
(中途半端な英語能力が憎い _(:3」z)_)
旦那に(助けを求める気持ちで)どうする?て聞いてみる。
「いいんちゃう?」というので
もうめんどくさいしお願いすることに。
スレー・パゴダをぐるっと見学しながら歩くと彼がマメに説明をしてくれます。
ミャンマーではmeditation(瞑想)に数珠を使うんだ!
108の石でできた数珠を使うんだよ!煩悩の数だよね!
君は何曜日?(ミャンマー伝統の八曜日、生まれた日の曜日)
金曜日は守護神がネズミだね!
神さまにコップで水をかけてあげてね!
こっちにも神さまがお祀りされてるんだよ!
おぉ!よく知ってるね!ナツ神!ポッパ山はもう行った?行った!よかった!
怒涛/(^o^)\ごめん、聞かされっぱなし→旦那にざっと翻訳でパゴダ内の写真を全然撮ってない。。
自分たちだけだと見ないところを教えてくれるのは嬉しいけど。。
つかれた。。。_(:3」z)_結局彼が自分の靴を回収して私たちが靴を預けたところまでついてきました。
何度も「ヤンゴン川を渡ってパゴダに行こうね!途中の村も素敵だから寄ろうね!」を連呼。
もうなされるがままです。はい。
つかれました。スレー・パゴダを出て一緒に歩いてると水を買ってくれたり、
船着場まで暑いしバスに乗ろう!とローカルバスのお金を出してくれたり。
ぼんぼんお金出してくれる、、もうやだ怪しさしかない/(^o^)\
でもちょっと断りづらい。
ミャンマーを含めた東南アジアの仏教て出家していない在家の人が
来世のために徳を積むために人に親切にしたりものをあげたりするから。
断って嫌な思いをしないか?とか考えてしまう。
結局流されるがままローカルなミニフェリーの乗り場へ。

帰りは支払う必要ないからね!ひとり4000チャット(300円くらい)だよ!
ここの船賃だけはごめんけど出してね!
渡った先のパゴダや村はお金かからないからね!
*ここに来て急に英語が怒涛の早口、返答する間もない連続説明。あとで思えばローカルバスがどこまで乗っても200チャットなのに
同じ地元向けの船が4000チャットとかぼったくりにもほどがある。
船のるよー(払った。あほ。)

ヤンゴン川は渡し船も小さな漁船もたくさん出ていました。
こんな大きな貨物船も!ミャンマーの一大物流なのかもしれません。

船自体は楽しく乗って対岸に到着。
まぁパゴダ見れたらいいか(疲)と思っていると彼が一言。
パゴダとか村いくの遠いから、バイタク乗ろう!
大丈夫、置いてかないよ!僕も乗ってついていくから!
待て待て待て待て。バイタク乗るんかい。しかもここでは3人乗りは危ないからひとり1台ずつ。
ドライバーさんは簡単な英語が通じる(らしいけどホンマか知らん)
ちなみにひとり2500チャット。
え、それもう危なすぎへん?無理ちゃう??
さすがに旦那と別にさせられたらなんかあったとき逃げ切らんやん。
(*すでに騙されています。)ここで初めてちょっと大げさに渋る私たち。
そもそも相場わからへんし、スネークパゴダも調べてきてないしなぁ?
絶対に見たい?正直見るとしてもスネークパゴダだけでいいしな、、。
(ちなみに村というのはフィッシュマンビレッジ、ツナミビレッジと言うてた。)
するとまた怒涛のスピードで喋り始める彼。
スネークパゴダまでは歩いて何時間もかかる。バイタクでも20分だ。
乗ってきたローカルフェリーは一方通行で帰りは乗れない。
戻るフェリーはここから歩いて遠い。暑いぞ。
え、ちょっとまって。
帰りの運賃は払わんでいいって言ったやん。
往復?て聞いたらそうだ、って言ったやん!
というと最初は私の英語がわからないと。
おい待てさっきまでの英語力ならわかるやろ。知らんふりすんな。
地図を見せて往復運賃て確認したよ!と文句を言うとそんなことは言ってないと。
彼の言い分はこう。
帰りは少し進んだ先にある大型フェリー乗り場からだ。
そのフェリーは日本の寄付で就航したから日本人は無料で乗れる。
待って待って待って待って。
尚更おかしい。
じゃぁ行きもそのフェリーでよくない?
むしろスレー・パゴダから乗り場近いやん!バス乗らんでよかったやん!
さすがにこれ以上はついていけない。
日本語(旦那)と英語(私)でおかしいやろと文句を言いまくる。
すると彼はまさかの逆ギレして逃亡。
これ捨て台詞。
貧乏人め!船の運賃は返す!暑い中フェリー乗場まで歩け!もうツッコミどころ満載すぎて( ゚д゚)
バイタクで颯爽と過ぎ去った彼を見ながらポカーンとする私たち。( ゚д゚) ( ゚д゚)
なにしたかったんだろう彼。。
ま、トータルでマイナスにはなってないしいっか!(・∀・)地図で調べるとフェリー乗場までは歩いて20分もかからないのでてくてく。
ミャンマーのよくある田舎ぽい雰囲気です。

お腹減ったのでご飯食べた。
ミャンマーカレー。スープとサイドディッシュも付きます。

全然値段は安かったし店員さんも親切だった。
なんださっきまでとのギャップ。。
フェリー乗場到着。

途中のローカルフェリー乗場に聞いてみる限り確かに帰路はここだけっぽい。
日本人は確かに無料で乗れます!
入り口で「日本人か?」と聞かれてパスポートを見せると「よし、通れ」て感じ。
まるで水戸黄門の印籠のようでした。w
これ往路復路問わず日本人は無料です。
フェリー乗場の周りはバイタクやトゥクトゥクの客引きがたくさんいて誘ってきますが
どうせ無料だから帰ってからちゃんと調べて、行きたかったらまた来よう!となりました。
フェリーはたいそう立派でした。


フェリー越しに見える対岸のヤンゴン市街は都会。

以上、騙されそうになった話。
とりあえずお金はかかってないので「そうになった」話。笑
ちなみにですが、私たちが連れていかれたのは「ダラ地区」。
ヤンゴンの近くでミャンマーの田舎の雰囲気を感じられるというので来る人もいるらしいです。
ただ、ここ観光客向けの詐欺が頻発しているエリアでした。
日本でも外務省から騙されないよう注意喚起が出ているくらい。
トラブルはバイタクやトゥクトゥクのを元々の約束以上に請求されるとからしい
あと、ツナミビレッジで可哀想やろ?米買ってあげて!みたいなぼったくり。
ていうか、日本語で話しかけてくるやつがそもそも構ったらあかん。これまでの国ではあんまり露骨なやつがいなかったので気が抜けてました。
ミャンマーは基本的にみな優しく親切ですが、観光客相手の人は結構えぐいです。
次からは別の場所に移動させようとする場合は断ろう。。
まぁ、とりあえず損はしてないのでいっか。
観光つづけまーす。
船を降りたところの近辺はなんだか可愛い街並み。



かなり古い建物のように見えたのでイギリス統治時代の建物かも?
色や形がとても可愛らしい。
そのまま歩いてセント・メアリー・カテドラル。
ミャンマー最大のカトリック系大聖堂です。

中は撮影禁止。
ただこの度でこれまで行った教会でいちばん祭壇まで近づけるし、
内部もレンガ造りの建物であることがよくわかるデザインでとっても素敵な教会でした。
つづいてローカルバスに乗って少し郊外へ。
地元ミャンマー人おすすめ!とあったメイラーム・パゴダへ。
かなりB級感漂うパゴダでした。

涅槃像が起きてる!w

最後の写真、ピンク色の服の方は女性の僧侶の方です。
仏像のサイズわかりますでしょうか。。。謎すぎる。。
そしてこのパゴダいち謎な巨大ワニ。


これ、全身で30mくらいはありそうです。
東部にはなぞの果物?スライムみたいなものが。

体のなかにも入れます。

中は仏画が展示されていて、説明の英文をざっと読んだ感じ、
神さまがあの謎の果物から生まれる
↓
成長して人間界に降りて、人間の女性と結婚
↓
神さま天界に帰る
↓
人間界の嫁とは伝書鳩(パッセンジャーと表現)で連絡を取り合う
↓
あるとき伝書鳩がワニに食べられ生まれ変わる
↓
その鳩が持っていった水を飲んだ嫁、妊娠!
↓
生まれた子供が大きくなって国王になる
↓
シュエダゴンパゴダ(ミャンマー仏教の総本山)を建設!!
という
割とぶっ飛んでいつつミャンマー仏教の根底に食い込む逸話でした。え、こんなテンションの巨大ワニ仏像作っていいの?て感じですが。
ほえー??となりつつローカルバスでヤンゴン市街に戻る。
そして次の予定はまさかのシュエダゴンパゴダ見学!
シュエダゴンパゴダ、ミャンマー仏教の総本山です。
正面大通りからは遠くからでもその雄姿を臨むことができます。
さすが総本山!といえる風貌。
たださっきの逸話がぶっ飛びすぎてなんともいえない気分/(^o^)\
外国人は入場に10000チャット。
ここでは私の履いているパンツが細身すぎるってことでロンジーを借りました。
デポジットとして3000チャット以上を預ける必要があります。
シュエダゴンパゴダも修繕中。



さすが総本山、すごい規模です。
仏像はもちろん建物自体の装飾があまりに細かく壮大で見事の一言。
じっくり見ていたら1日過ごせそうです。
入ったのが夕方なので陽が落ちてきてどんどんパゴダの雰囲気も変わっていきます。
そのうちパゴダの周りには火が灯されました。

夕日のシュエダゴンパゴダ。

帰りにはライトアップされた姿も見えました。

丸1日ヤンゴンを満喫して宿に帰ってきました。
まぁ騙されかけた事件がかなり大きいインパクトでしたが。。笑
とくに身の危険があったりお金を取られた訳じゃなかったのでよかった。
ちょっと気を引き締めなくちゃなぁという1日でした。
この翌日からは、キンプンで仲良くなったお坊さんに会うためにダニュピュという街を目指します。
日本語では調べても行き方がまったくわからない田舎街です。
本当にたどり着けるのか。。
彼と電話をした時に泊まる場所を相談したら「My home!」と言われたけど
そもそも彼の家ってなに?どこ??寺???て感じだし。。
この旅で初めてかなりぶっつけ本番の移動をしてみます。
ダニュピュでは本当にたくさんのことが起こって、
たくさん感じること思うことがあっりました。
ブログに書くと長くなるかも。
でも思うままつらつらと書いていこうと思います。
なんやねんこれと思いながらでいいので、ぜひお付き合いください。
- 2019/03/13(水) 03:18:41|
- ミャンマー
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